どうもこんにちは。
京都は先斗町の亀八本店から「亀八のもつ鍋が人の姿に形を変えたもの」として東京へ旅立った
今は亀八浅草店に勤務している日本を代表するもつ鍋案内人、ぺーでござる。

 

季節はずれのジブリ

 

金曜ロードショウでジブリが流れると

にわかにジブリ作品が話題に上がりますが

ブルーレイBOXを完備している僕は

全く季節はずれの作品を観たりしています。

先日は魔女の宅急便。

 

この映画、僕の知りうる限りの映画の中で

いちばん物語の導入、起承転結の「起」がすばらしい作品だと思うんですよね。

 

この人が主人公だね、と親切な立ち上がり。

魔法が身近にある世界観。

ふるさと、家族関係、魔女のしきたり。

会話や立ち振る舞いで主人公の性格を表現。

さあ旅立ち、軌道に乗ったところでラジオをオン、そして流れる主題歌!

で、月明かりと空飛ぶキキを背景にタイトルバーン!

 

 

うーん、完璧!

 

魔女の宅急便レベルになると主題歌 勝手に流れませんからね!

駆け出し魔女のキキは飛ぶのに精いっぱいなので

ジジが代わりにスイッチオン(こういう設定開示も好きだわ〜)!

 

ラジオの役割も完璧なんですよね!

最初のシーンでラジオから流れる天気予報で

満月の夜に旅立つ魔女のしきたりの布石でしょ?

 

んで

(お母さん)キキ、あなたまたお父さんのラジオ持ち出したの?

からの

(キキ)お父さんあのラジオちょうだい

(お父さん)とうとうとられたな〜

お父さんのお気に入りのラジオだけど

娘が自分の大事にしているものに興味を示してるのが嬉しくて

とられちゃったけどまんざらでもないお父さん。

そしてそれがわかってる風のお母さんの表情。

家族関係の温かさが沁みる〜

 

さらには

主題歌1コーラス流れた後の先輩魔女との出会いで

「その音楽止めてくださらない?私静かに飛ぶのが好きなの」で

ごく自然な主題歌フェードアウト。

んー!完璧!

 

 

 

立ち上がりも最高だけど

物語としてもいいのです、魔女の宅急便。

子供の頃から何度も観たけれど

ようやく良さがわかるような年齢になってきたみたい。

 

ラストシーンのキキから両親に宛てた手紙に

「少し自信がついたみたい」

「落ち込むこともあるけれど、私、この街が好きです」

 

若者に遂げて欲しい成長の本質が

ここに詰まってる気がします。

 

2時間にどれだけ詰め込めるかが

映画の美しさと思うんですけど、なんと本編102分!

無駄なく工夫を凝らし切った演出。

結論を押し付けない、どうぞ自由に感じてくれっという宮崎駿ワールド。

美しいとは、こういうことやで。

 

 

 

…て

ホントはそろそろもつ鍋でトークするつもりやったんですけど

つい熱くなってしまいました。

 

熱くなりたきゃ

どうぞ浅草店にいらしてくださいね!

 

 

 

 

それではまた明日!(気持ち的には)

今日のエンディングテーマ「COME ON」(Blankey Jet City)

*** 京もつ鍋専門店 ***
京もつ鍋 亀八浅草店(かめはちあさくさてん)
〒111-0032
東京都台東区浅草2-6-7
TEL03-3844-1811(10時くらい~24時くらい)

※今日のエンディングテーマは僕の脳内で再生されているだけなのでクリックしても流れません。

亀八のもつ鍋通販・お取り寄せ→こちらをクリック